会った後、なぜか疲れている。電話を切った後、気持ちが重い。一緒にいると、なぜか自分が小さくなる気がする。
そんな人間関係、あなたの周りにありませんか。
40代、50代は、人生の質を高めるために「人間関係の断捨離」が必要な時期です。物を減らすように、エネルギーを奪う関係も手放す勇気が必要なのです。

エネルギーバンパイアとは
スピリチュアルな世界では、他人のエネルギーを奪う人を「エネルギーバンパイア」と呼びます。
彼らは意図的に奪っているわけではありません。自分自身のエネルギーが枯渇しているため、無意識に他人から補給しようとするのです。でも、だからといって、あなたが犠牲になる必要はありません。
エネルギーを奪う人の特徴
1. 常に否定的で愚痴が多い
会うたびに誰かの悪口、会社への不満、世の中への批判。そんな話ばかりする人は要注意です。
ネガティブな言葉は、それを聞く人のエネルギーも下げてしまいます。同情しているうちに、あなたまで暗い気持ちになっていることに気づくはずです。
2. あなたの成功を素直に喜べない
良いことを報告しても、「でも」「だって」と否定的な反応をする。または、自分の話にすり替えてしまう。
本当の友人は、あなたの幸せを自分のことのように喜んでくれます。喜べない人は、嫉妬というエネルギーであなたを引きずり下ろそうとしているのです。

3. 自分の問題の責任を取らない
「あなたのせいで」「あの人が悪い」と、常に他人のせいにする人。自分の人生に責任を持とうとしません。
そういう人は、あなたにも依存してきます。「助けて」と言いながら、本当は変わる気がないのです。あなたがどんなにアドバイスしても、状況は変わりません。
4. 一方的に話し続け、人の話を聞かない
会話がキャッチボールにならない。あなたが話し始めると、すぐに自分の話に戻してしまう。
これは「私を見て、私を認めて」というエネルギーの要求です。あなたは聞き役に徹することになり、自分の気持ちを話す機会を奪われます。
5. 会った後に体調が悪くなる
頭痛、肩こり、だるさ。特定の人と会った後に体調を崩すなら、それはエネルギーを奪われている証拠です。
身体は正直です。心では「仲良くしなきゃ」と思っていても、身体は「この人は危険」と警告を発しているのです。
人間関係を断捨離する方法
1. 罪悪感を手放す
「でも昔は仲良かったし」「悪い人じゃないし」。そんな理由で、苦しい関係を続ける必要はありません。
人は変わります。以前は合っていた人と、今は合わなくなることもあります。それは誰が悪いわけでもなく、自然なことなのです。

2. 距離を取る練習をする
いきなり関係を切る必要はありません。まずは距離を取ってみましょう。
連絡の頻度を減らす、誘いを断る、会う時間を短くする。少しずつ距離を置くことで、あなた自身の変化に気づくはずです。
3. 境界線を引く
「これ以上は無理」という境界線を引きましょう。都合のいい人になる必要はありません。
「その日は予定があって」「今は余裕がなくて」。理由を詳しく説明する義務もありません。「NO」と言える自分を大切にしてください。
4. エネルギーを与えてくれる人を大切にする
会うと元気になる人、笑顔になれる人、自分らしくいられる人。そんな関係を大切に育てましょう。
人生は有限です。限られた時間とエネルギーを、本当に大切な人のために使いましょう。
手放した後に訪れるもの
人間関係を断捨離すると、最初は寂しさや罪悪感を感じるかもしれません。でも、それは一時的なものです。
空いたスペースには、必ず新しい出会いが訪れます。そして何より、あなた自身が本来の輝きを取り戻すのです。
エネルギーを奪われなくなったあなたは、毎日が軽やかになります。笑顔が増え、やりたいことに挑戦する勇気が湧いてきます。
人間関係の断捨離は、自分を大切にする行為です。あなたには、幸せでいる権利があります。その権利を守るために、時には関係を手放す勇気を持ちましょう。

